世界に羽ばたけ!飲食戦士。海外就職、転職、独立への道。

私、シドニーマンはオーストラリア、シドニーで飲食業に20年以上携わっております。(現役です。)その私目線ですが、(特にオーストラリア、シドニー)海外就職、転職、独立への思いをこのブログを通して配信していきたいと思います。

これだけは知っておこう! オーストラリア、シドニーレストラン飲食業界で働く前に押さえておくべき基本情報。

こんばんは、シドニーマンです。

 

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オーストラリア、シドニーの飲食業界で働こうと考えている方は、これからご紹介する基本情報を自分が置かれている状況と照らし合わせて先に準備しておけば、仕事を見つけやすいですし仕事していても煩わしい事務処理等を簡単に終わらせることが出来るからです。この事柄を準備していないために、仕事にありつけない事もあります。

これらは、私の長年シドニーレストラン飲食業界で働いてきた経験から感じることです。

 

オーストラリア、シドニーのアルバイト事情

ワーキングホリデービザでシドニーに着くなり、学生ビザでシドニーに留学するとして、まずカフェやレストランなどのホスピタリティー分野での仕事を探す方が多いと思います。

レストラン飲食業界は、留学生やワーキングホリデーにとって英語力もあまり気にせず探しやすい仕事の一つです。

ワーキングホリデービザの方はフルタイムでの就業が可能なので、仕事の探し方にはそれほど難しくはないと思いますが、学生ビザは2週間で40時間までという就業規則がありますので、それに合うように仕事のスケジュールを組まなければなりません。ただし学生の雇用を好まない会社もあります。なぜなら、よくあるレストランの内部事情として、しっかり長く働いてくれる方が嬉しいからです。

オーストラリアの基本的な雇用形態について

 オーストラリアでの労働事情は日本とは異なります。オーストラリアで働く前に、基本的なことを確認しておきましょう。

 

フルタイム

日本でいう正社員にあたります。週平均38時間以上の就業が保証されいて、有給休暇(annual leave )や有給病欠休暇(sick leave)などの権利もあります。余談ですが、私が今まで働いたレストランは、有給休暇(annual leave)はあるが初年度は使えない。2年目から使えるところが多かったです。この理由は、正社員扱いのフルタイムスタッフの入れ替わりが激しいため、初年度から有給休暇を与えていると会社が持たないからと聞きました。

パートタイム

原則的に週38時間以上の勤務保証が無いので、フルタイムよりも短い就業となりますが、契約により毎週ほぼ決まった時間で雇用されます。フルタイム同様、勤務時間を元に最低限の有給休暇、ホリデー休暇などの保証があります。(ちなみにフルタイムは年に4週間、パートタイムでは働く時間数に応じて有給休暇が用意されます。)

カジュアル

フルタイムやパートタイムとは違い、勤務時間数や雇用期間の定めがない雇用契約方法です。これは、仕事の全くない週や月もあり得るという事です。有給休暇や有給病欠のような保証は一切なく、職場でいきなり「明日から来なくていい」と言われても何も言えないのかこのカジュアルです。その分、最低賃金がフルタイムやパートタイムより高めに設定されています(Casual loading )。

 

学生ビザで就労する場合、オーストラリアの法律で、就労時間は週20時間(2週間で40時間)と決まっているため、パートタイムまたはカジュアルで契約することがほとんどです。

ワーキングホリデービザは、学生ビザのように労働時間に縛りが無いので、フルタイム、パートタイム、カジュアルのいずれの選択肢もあります。その間ガッツリ働きたいと考えているのなら、比較的カジュアル契約をされたがる方が多いのですが、時給が高いと言ってもシフトの確約が無いのでそれは困ると考える方も多いです。なので、フルタイムやパートタイムで契約されている方もいます。

 

オーストラリア国内で使用できる、
オーストラリアポケットWiFiルーター【オージーデータ】

RSAを取得する。

 

レストランで接客する仕事をしようと思っているのであれば、このRSAは必修です。

RSAとは、Responsible Service of Alcohol のことで講習を受けます。講習ではお店で酔ったお客様がいた場合の対処の仕方やアルコールについての法律などを学び、最後にテストを受けて合格すれば取得できます。このRSAは、オーストラリア全土でアルコールを提供する場所(レストラン、パブなど)で働く場合、必要な資格です。

 

同資格を取得するには、2つの方法があります。

 

RSAコースのある学校に行き、4時間の授業受けて最後に確認テストに合格し取得する方法と、オンライン上で教材を読みテストを受けて合格し取得する方法です。

 

edway.edu.au

cleartowork.com.au

 

当ブログでも詳しく載せております。

sydneyman.hatenadiary.jp

 

 

Fair Work Ombudsman (フェアワーク オンブズマン)

オーストラリアで働くと、この「Fair Work」という言葉をよく耳にします。これは オーストラリアの労働基準法のようなものです。この「Fair Work」が働く側の私たちを守ってくれます。なので、もしも雇用主に違反が見受けられればクレーム(講義申請)をする事もできます。  同様に雇用主を守るためのものでもあります。オーストラリアで働く場合は一度目を通しておくと安心かもしれません。

 

https://www.fairwork.gov.au/

 

タックスファイルナンバー Tax File Number(TFN)を取得する。

 

いわゆる納税者番号です。オーストラリアで働くという事は、オーストラリアに税金を払うという事です。税金を払うためにもこの番号は必要なのです。

これを取得しないで働けば、必要以上の税金(tax)を支払わなければなりません。大変です。 必ず仕事を探し始める前に取得手続きをしておきましょう。 オーストラリア国内からしか申請出来ないので、渡豪したらすぐに手続きしておきましょう。だいたい2~3週間程かかるみたいです。

手続きはインターネットで簡単にできます。色々なサイトで詳しく紹介されてますので、英語が心配な方は探してみて下さい。(これも英語の勉強です。)

https://www.ato.gov.au

無事申請が終わると、オーストラリア国内の登録した住所宛に書類が郵送されてきます。この番号は一度申請すれば一生使えますので、大事に保管しておきましょう。 仕事先に提出を急ぐ場合でも大丈夫です。申請した際に仮の番号を受け取ることが出来ますので、それを勤務先に伝えて下さい。後日正式な書類が届いたら改めて勤務先に伝えてください。

Superannuation fund(オーストラリアの年金)

オーストラリアの年金制度のひとつです。日本人の間では、よくスーパーと略して呼びます。雇用主は、給与の9.5%の金額をこのスーパーの指定の口座に支払う義務があります。 この辺りは会社が行ってくれます。

ですがこれは日本の公的年金とは少し違い、オーストラリアの場合は老齢年金とスーパーの二つに分かれています。

スーパーはたくさんのスーパー運営会社から選ぶ事が可能です。大きな会社から小さい会社までたくさんあり、ファンドの種類も多種多様です。正直、どれを選べばよいかなど分かりません。雇用主に任せておいた方が良いです。

学生ビザなどでこちらに滞在し、学校のコースを卒業するなり、ディプロマを取得し日本へ永久帰国する場合は、この積み立てられたスーパーを返金する事も可能ですのであまり深く考えなくてもいいかもしれません。

しかし、長期留学生や永住希望の場合はしっかり考える必要がありそうです。どこのファンドを選ぶかによって、将来の資産が変わる場合もあります。

スーパーに対する注意点

オーストラリアで働く場合、特に指定しなければ自動的に雇用先がよく利用するファンドへ口座を作り、そこにスーパーは支払われます。転職するたびに、雇用主に任せっきりにしてあちこちファンドを開設してしまう事がよくあるのですが、一つに絞ってください。ファンドが複数あれば、それに伴う口座の維持費や別途保険料が掛かりますし、解約するにしても解約料が掛かるファンドの場合はどんどんお金が減っていきます。オーストラリアに長くいるのであれば損でしかありません。 初めてスーパーが支払われた際には、雇用先に確認してください。会社によっては何も知らせてくれない場合や、悪質な場合、スーパーを実は支払っていないケースもあります。 給与明細(Payslip)をよく確認しましょう。

パンフレットや会員証など、ファンドによっては自宅へ直接送付してくれる場合があります。口座番号や会員番号など控えておき、転職の際は雇用先へ提出しましょう。

あくまでも理想ですが、自分の将来のプランにピッタリのファンドを見付けることが出来れば、最高です。

 

必要な英語力レベル


気合と根性さえあれば、仕事はなんとかなる!と思っている方。もちろん、気合と根性は大事ですが、それだけでは無理です。シドニー英語圏です。その英語圏で働く以上、英語力は必須です。

では、どれくらいの英語力があれば、問題なく仕事につけるのでしょうか。目安として語学学校のレベルで、Intermediate以上です。

 

スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 

シドンーで仕事をする前には、いろいろと知っておくべきことや、やらなければならないことがあります。

日本でも同じですが、何よりも自分自身が勤務条件をどれだけ理解しているか。ということが大切です。仕事をスタートする際は、自分自身の契約内容をしっかり確認しておきましょう。